グループ展『子・鼠・ねずみ展』

Group Exhibition “NE・NE・NEZUMI”

2020年の干支である鼠をモチーフにしたグループ展です。
高橋弘子も1点出展いたしました。

会期:
2020年1月7日(火)〜1月31日(金)
会場:
Bar & Gallery 卍
(北海道札幌市中央区南5条西6丁目9-3ニュー桂和ビル8階)

from Jan. 7 to Jan. 31 2020
Bar & Gallery MANJI
(Sapporo, Hokkaido, JAPAN)


どんな鼠を描こうか、と鼠について調べているうちに、旧鼠(きゅうそ)という鼠の妖怪の存在を知りました。旧鼠は年月を経て妖怪となった鼠です。また、鼠といえば、様々な物語などで鼠に対立するものとして猫が登場することがありますが、猫も年をとって猫又(ねこまた)という妖怪になるとも言われています。
今回の作品では、妖怪になるほどの長い年月の間も争いを続けている鼠と猫の姿を描いていますが、争いばかりでなく、良いこと、めでたいことも長く続いて欲しいものと思い、背景には赤と金で彩った青海波文様をあしらいました。
人間もたいして完璧な生き物でもありませんので、あらゆる衝突を世の中から完全に取り除くことは難しいかもしれませんが、良いことも続いていきますよう、この正月に祈念いたします。

“千古不磨(permanence)”, 2019, F0(140mm×180mm), acrylic on board