作家について
PROFILE
1977 秋田県八森町出身、生後ほどなく札幌へ移住し、札幌で育つ
1999 札幌市立高等専門学校インダストリアルデザイン学科卒業
2013 作品の発表を開始、札幌を拠点に活動
狼、竜、植物などを主なモチーフとして、日々生まれる疑問や、自然および文化の中でのあり方の模索を主題とした作品を制作しています。
私の作品にはしばしば狼が登場します。
2013年に制作活動を始めた頃に「何となく狼が描きたい」と思ってから、作品の命題に沿えば狼を描いています。動物は好きで、犬を飼っていたこともありますが、狼に関しては分かりやすい関わりやきっかけがあった訳ではないので、「なぜ狼なのか」を後から追求しながら描いている状態です。
群れが強い社会性を持つという観点から、絵において人間の話をする場合に人間の代替として登場してもらう場合もあります。
また、2022年頃からは、「地域によっては信仰の対象にもなったものの、現在の日本においては絶滅している狼」について、「（特に北海道においては狼を意図的に絶滅させたが）もし、また私たちの目の前に狼が現れたら、私たちは狼に対して畏敬の念を抱いたり、信仰を組み立てたりできるか」を考えています。
(2023.9.5)
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(ヘッダー写真撮影：小牧寿里)
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