WORKS

PEN


TECHNIQUE

アクリル画について、現在は「色を下地として塗り重ねたのち、白で描いていく」という描き方をしています。当初は通常どおり白地に色を重ねて着彩していましたが、ある時ふと思いついたことから逆転させました。カラーとモノクロの中間の仕上げにしたいと考えていたふしがあったので、色で作った下地の上に白で描くのは目的に適った側面もあります。「形は現実的だけど色は非現実的」という描き方によって、観る人を現実とはちょっとずれたところへお連れすることも出来たらと考えています。


MOTIF

狼や竜などの動物、岩などを多く描いています。
狼は本来野生動物ですが、基本的に群を形成し、ボスとなる狼がいて、序列があり、社会を形成していて、集団で狩りという仕事を行い、時に自分以外のものに優しくなり、時に獰猛になる。これは、特に「時に獰猛」という部分において私が普段人間として生きるにあたって感じている感覚に非常に近くて、私にとっては(主に自分を含む)人間の象徴となっています。
対して竜はそもそもが人間の想像の産物ですので、人間の想像、空想、妄想、思い込みなどの象徴として使用しています。
岩を描くことも多いです。岩は災害等以外では全く変化がないように見えますが、実際には人間の寿命よりもずっと長い時間をかけて変化しているのだと思った際に、「岩は常に変化し続けており、目の前のもの言わぬ岩も常に、完成(またはどこか最終地点)へと近づいていく過程にあるのではないか」と考えました。身近にありながら人間と違う時間軸を持っている生き物として、私には興味深いものです。

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